診療について

訪問診療とは?

通院が困難な患者さんのご自宅へ医師が定期的に訪問し、診察や検査、処方、予防的な指導などを行います。
状態が安定している方は2週間に1回、状態が不安定な方に対しては状況に応じて更に頻回な訪問を行います。
生活のサポートのためには、医師の力だけでは不十分です。
在宅での生活に関わる全ての事業所、担当者の方、近隣の総合病院等と密に連携を取りながら診療を行います。
病気の種類に関係なく、まずはお問い合わせ下さい。

当クリニックの診療の特色

  • 全ての年齢、全ての疾患に対応します。
  • 患者さんやそのご家族がどう過ごしたいかを都度相談し、
    最適な医療を考慮した上で、最善の診療をご提案します。
  • かかりつけの患者さんで緊急対応が必要と判断された場合は、
    24 時間 365 日、原則 30 分以内を目指して緊急往診し、診療を行います。
  • 緊急性が極めて高い場合を除いて、電話の情報のみで救急搬送を指示することはありません。
    診察の上で対応を決定します。
  • 終末期、急性期など、緊急で対応を要する場合には、緊急で訪問診療を開始します。
    ご依頼の連絡を頂いてから 24 時間以内の初回訪問を調整します。
  • 終末期医療(ターミナルケア)やお看取りの対応も行なっております。
  • 医療用麻薬の注射(持続皮下注射)や苦痛が強い時の鎮静の対応も準備しています。
    外来化学療法中の方の訪問診療による併診も対応しています。

対応可能な処置・疾患

0歳から120歳まで、全ての方が対象です。
まずはご相談ください。

対応疾患

下記を含む、全ての疾患に対応します。

  • 悪性腫瘍 / 非悪性腫瘍疾患末期
  • 肺炎(急性期も含む)
  • 心不全(急性期も含む)
  • 褥瘡
  • 医療的ケアを要する小児あるいは成人の方
  • 難病
  • 精神疾患
  • など
医療処置
  • 点滴(抗菌薬含む)
  • 中心静脈栄養(PICC含む)
  • 人工呼吸器、在宅酸素
  • 胃瘻、経管栄養
  • 尿道バルーン
  • 人工肛門
  • 腹水穿刺
  • 麻薬の持続皮下注射 / 持続鎮静
  • インスリン管理
  • など

※在宅輸血に関しては体制検討中です。

検査
  • 血液検査
  • 尿検査
  • 心電図
  • エコー検査
  • 培養検査(血液、喀痰、尿など)

総合診療科医・家庭医とは

当院の診療は、家庭医療学という学問を基盤とする「総合診療科医(家庭医)」が行っています。
総合診療科医は、呼吸器内科や循環器内科といった、臓器毎に分かれた診療科ではなく、患者さんの性別、年齢、臓器にとらわれずに総合的な診療を行う医師です。患者さんのもつ「疾患」だけでなく、生活、ご家族との関係性、地域の中の繋がりなど、患者さんを取り巻く環境を踏まえて最良の医療を提供することを専門としています。全ての患者さんに対応するため、小児科や救急科・緩和ケア科等での診療経験があり、対応可能です。